第2種スターリング数の一般解

第2種スターリング数の一般解
第2種スターリング数は次の式で表される。
S2(n,k)=1k!j=0k(1)kjC(k,j)jn

-

S2(n,k)は第2種スターリング数
S2(3,2)=12!j=02(1)2jC(2,j)j3=12!{(1)2C(2,0)03+(1)21C(2,1)13+(1)22C(2,2)23}=12!(02+8)=62=3

(0)

組み合わせ論的解釈
区別の出来るn個の玉を区別の出来ないk個の箱に分けるとき、空箱ありの場合の数はknで空箱なしの場合の数はS2(n,j)となる。
区別の出来ないの箱のとき、空箱ありとなしとの場合の数の関係より、
kn=j=0kC(k,j)S2(n,j)j! となる。
これは2項変換なので逆変換は、
S2(n,k)=1k!j=0k(1)kjC(k,j)jn となり与式は成り立つ。

(0)-2

n=0のとき
S2(0,k)=1k!j=0k(1)kjC(k,j)j0=(1)kk!j=0k(1)jC(k,j)=(1)kk!δ0,k=δ0,k となるのでkの値に依らずに成り立つ。
n=mのとき成り立つと仮定する。
S2(m+1,k)=S2(m,k1)+kS2(m,k)=1(k1)!j=0k1(1)k1jC(k1,j)jm+k1k!j=0k(1)kjC(k,j)jm=1(k1)!j=0k(1)kj{C(k,j)C(k1,j)}jm=1(k1)!j=0k(1)kjC(k1,j1)jm=1k!j=0k(1)kjC(k,j)jm+1 これよりn=m+1で成り立つ。
従って数学的帰納法より与式は成り立つ。
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タイトル
第2種スターリング数の一般解
URL
https://www.nomuramath.com/ou31d0q2/
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