T0・T1・T2・T3・T4空間の部分位相

T0・T1・T2・T3・T4空間の部分位相
T0,T1,T2,T3,T4の部分位相について次が成り立つ。

(1)

位相空間(X,O)T0空間であるならば、部分位相(A,OA)T0空間となる。

(2)

位相空間(X,O)T1空間であるならば、部分位相(A,OA)T1空間となる。

(3)

位相空間(X,O)T2空間であるならば、部分位相(A,OA)T2空間となる。

(4)

位相空間(X,O)T3空間であるならば、部分位相(A,OA)T3空間となる。

(5)

位相空間(X,O)T4空間であっても、部分位相(A,OA)T4空間とは限らない。
また、開部分位相であっても閉部分位相であってもT4空間とは限らない。

(1)

T2空間ならばT0空間であり、T2空間で成り立つのでT0空間でも成り立つ。

(2)

T2空間ならばT1空間であり、T2空間で成り立つのでT1空間でも成り立つ。

(3)

|A|<2のときはAから異なる2元がとれないのでT2空間となる。
2|A|とする。
異なる2元x,yAをとると、(X,O)ではT2空間なのである開集合O1,O2Oが存在し、xO1,yO2,O1O2=を満たす。
このとき、OA,1=AO1,OA,2=AO2OAでの開集合となり、(xO1xA)xO1AxOA,1となり同様にyOA,2、またO1O2=A(O1O2)=(AO1)(AO2)=OA,1OA,2=となる。
従って、開集合OA,1,OA,2xOA,1,yOA,2,OA,1OA,2=を満たすので(A,OA)T2空間となる。
これらより、|A|<2のときも2|A|のときも(A,OA)T2空間となるので、任意の部分集合Aに対し(A,OA)T2空間となる。

(4)

A=のときはAから元がとれないのでT3空間となる。
Aとする。
xAAの閉集合FAAをとりxFAとすると、(X,O)ではT3空間なのである開集合O1,O2Oが存在し、xO1,FO2,O1O2=を満たす。
このとき、OA,1=AO1,OA,2=AO2OAでの開集合となり、(xO1xA)xO1AxOA,1となり同様にFO2FAAF(O2A)FOA,2、またO1O2=A(O1O2)=(AO1)(AO2)=OA,1OA,2=となる。
従って、開集合OA,1,OA,2xOA,1,FOA,2,OA,1OA,2=を満たすので(A,OA)T3空間となる。
これらより、A=のときもAのときも(A,OA)T3空間となるので、任意の部分集合Aに対し(A,OA)T3空間となる。

(5)

反例で示す。
位相空間{{a,b,c,d},{,{a},{a,b},{a,c},{a,b,c,d}}}を考える。
この位相空間の閉集合族は{,{b,d},{c,d},{b,c,d},{a,b,c,d}}である。
この閉集合族は空集合以外全て元dを含んでいるのでT4空間である。
ここで部分集合{a,b,c}{a,b,c,d}の部分位相は{{a,b,c},{,{a},{a,b},{a,c},{a,b,c}}}となり、この閉集合族は{,{b},{c},{b,c},{a,b,c}}である。
このとき、閉集合{b},{c}{b}{c}=であるが開集合で分離することはできないのでT4空間ではない。
従ってT4空間の部分位相はT4空間とは限らない。

開部分位相と閉部分集合

位相空間{{a,b,c,d},{,{a},{a,b},{a,c},{a,b,c},{d},{a,b,c,d}}}を考える
この位相空間の閉集合族は{,{d},{b,d},{c,d},{b,c,d},{a,b,c},{a,b,c,d}}である。
この位相空間の交わらない閉集合は空集合を除くと{a,b,c}{d}=しかなく、これは開集合で分離できるのでT4空間である。
しかし、部分集合{a,b,c}{a,b,c,d}は開集合でもあり閉集合でもあり、この部分位相は{{a,b,c},{,{a},{a,b},{a,c},{a,b,c}}}であり、閉集合族は{,{b},{c},{b,c},{a,b,c}}である。
この部分位相の交わらない閉集合は空集合を除くと{b}{c}=しかなく、これは開集合で分離できないのでT4空間でない。
従って、T4空間の開部分位相も閉部分位相もT4空間とは限らない。
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T0・T1・T2・T3・T4空間の部分位相
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