半順序集合と狭義半順序集合の関係
(1)
半順序集合があるとき、と定めると、は狭義半順序集合となる。
(2)
狭義半順序集合があるとき、と定めると、は半順序集合となる。
(3)
全順序集合があるとき、とすると、は狭義全順序集合となる。
(4)
狭義全順序集合があるとき、とすると、は全順序集合となる。
(5)
半順序集合が完全律を満たさないとき、と定めると、は3分律を満たさない。
(6)
狭義半順序集合が3分律を満たさないとき、と定めると、は完全律を満たさない。
(1)は狭義半順序集合(非反射律・推移律)を満たすので非対称律も満たす。
なぜなら
となるからである。
(1)
非反射律
となるので、狭義順序
は非反射律を満たす。
推移律
途中で
と仮定すると、
となり、
に矛盾するので
となることを使った。
これより、狭義順序
は推移律を満たす。
-
これらより、非反射律・推移律を満たすので
は狭義半順序関係を満たす。
(2)
反射律
となるので半順序
は反射律を満たす。
反対称律
となるので半順序
は反対称律を満たす。
推移律
となるので半順序
は推移律を満たす。
-
これらより、反射律・反対称律・推移律を満たすので
は半順序関係を満たす。
(3)
全順序集合
は半順序関係でもあるので(1)より
は狭義半順序関係(非反射律・推移律)を満たす。
狭義半順序関係であるとき3分律は
のみを満たせばよいので、
これより、
は3分律を満たす
従って、
は非反射律・推移律・3分律を満たすので狭義全順序集合となる。
(4)
狭義全順序集合
は狭義半順序関係でもあるので(2)より
は半順序関係(反射律・反対称律・推移律)を満たす。
このとき、
となるので
は完全律を満たす。
従って、
は反射律・反対称律・推移律・完全律を満たすので全順序集合となる。
(5)
完全律を満たさないとき、
となるので3分律を満たさない。
故に題意は成り立つ。
(6)
狭義半順序集合なので3分律を満たさないとき、
のみ満たせばいいので、
より、完全律を満たさない。
故に題意は成り立つ。
ページ情報タイトル
| 半順序集合と狭義半順序集合の関係
|
URL
| https://www.nomuramath.com/bdaq9sug/
|
SNSボタン
| |
上方集合と下方集合の定義
半順序集合・狭義半順序集合の辞書式順序