整数論の基本定理
整数論の基本定理
\[ ax+by=1\text{が整数解を持つ}\Leftrightarrow a\text{と}b\text{は互いに素} \]
\[ ax+by=1\text{が整数解を持つ}\Leftrightarrow a\text{と}b\text{は互いに素} \]
\(\Rightarrow\)
待遇をとる。\(a\)と\(b\)が互いに素でないなら\(a=a'd,b=b'd\)と表される。このとき不定方程式は\(d(a'x+b'x)=1\)となり左辺は\(d\)の倍数になるので解が存在しない。
\(\Leftarrow\)
\(1a,2a,3a,\cdots\cdots,ba\)を\(b\)で割った値は全て異なるので、\(b\)で割ったとき、余りが\(1\)となるものが存在するのでそれを\(ka\)とし、商を\(q\)とする。このとき、\(ka=qb+1\)と表される。これを変形すると\(ak+b(-q)=1\)となるので\((k,-q)\)が一つの解となる。
ページ情報
タイトル | 整数論の基本定理 |
URL | https://www.nomuramath.com/bupa3p8x/ |
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二元不定方程式が整数解を持つ
\[
ax+by=c\text{が整数解を持つ}\Leftrightarrow c\text{は}\gcd(a,b)\text{の倍数}
\]
完全剰余系の基本定理
\[
1a,2a,3a,\cdots\cdots,na
\]
2元1次不定方程式の整数解とユークリッドの互除法
\[
ax+by=c
\]
ユークリッドの互除法
\[
\gcd(a,b)=\gcd(b,r)
\]