金融関係の色々な定義
金融関係の色々な定義
実際にはリスクの極めてすくない先進国の短期国債が使用される。
また、マーケットポートフォリオの期待リターンから無リスク金利を引いた値をマーケットリスクプレミアムという。
割引率は無リスク金利とリスクプレミアムから求められる。
将来のお金を現在の価値に直した値を割引現在価値という。
期待収益率は無リスク金利とリスクプレミアムから求められる。
現在のお金を将来のある時点での価値に直した値を将来価値という。
マーケットポートフォリオは日本の株には日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、海外の株にはmsciコクサイ・インデックスなどが使われる。
\[ r_{A}-r_{f}=\beta_{A}\left(r_{M}-r_{f}\right) \] を満たす\(\beta_{A}\)を証券\(A\)のベータ値という。
期待リターンから無リスク金利を引いたものはリスクプレミアムであり、証券\(A\)のリスクプレミアムはマーケットポートフォリオのリスクプレミアムの何倍かになっているかということである。
ベータ値は\(\rho_{AM}\)を\(A,M\)の相関係数、\(\sigma_{A},\sigma_{M}\)を\(A,M\)の標準偏差とすると、
\[ \beta_{A}=\rho_{AM}\frac{\sigma_{A}}{\sigma_{M}} \] となる。
\[ \alpha_{A}=r_{A}-r_{f}-\beta_{A}\left(r_{M}-r_{f}\right) \] を証券\(A\)のアルファ値という。
アルファ値はベータ値から予想されるリターンをどれだけ超えているかを表していて、マイナスの場合は予想されるリターン以下でということである。
例えば日経平均株価や東証株価指数などの価格変動リスクのことである。
例えばある会社の株の価格変動リスクのことである。
額面期間と額面が設定された債券で、利息がない代わりに額面から利息分を割り引いた金額で発行され、満期時には額面通りの金額を受け取れる債券をゼロクーポン債という。
信用リスクが高いほど利回りが良く、信用リスクが低いほど利回りは悪くなります。
この発行体の信用リスクを格付けしているのが格付け会社でS\&Pやムーディーズなどです。
格付け会社の格付けにより、信用リスクが低くデフォルトリスクの低い債券を投資適格債といい、それ以外の債券を非投資適格債(投機的格付債・ジャンク債・ハイイールド債)という。
S\&Pでは格付けBBB以上、ムーディーズではBaa以上の債券は投資適格債となり、それ以外は非投資適格債となります。
(1)無リスク金利
リスクのない資産によって得ることができる収益率を無リスク金利という。実際にはリスクの極めてすくない先進国の短期国債が使用される。
(2)リスクプレミアム
リスクのある資産の期待収益率から無リスク資産の収益率を引いた値をリスクプレミアムという。また、マーケットポートフォリオの期待リターンから無リスク金利を引いた値をマーケットリスクプレミアムという。
(3)割引率
将来のお金をそれより過去の時点でのお金の価値に換算するときに割り引いて計算する必要があり、その1年あたりに割引される率を割引率という。割引率は無リスク金利とリスクプレミアムから求められる。
将来のお金を現在の価値に直した値を割引現在価値という。
(4)期待収益率
ある時点より、将来のお金の価値に換算するときに上乗せさせて計算する必要があり、その1年あたりに上乗せされる率を期待収益率という。期待収益率は無リスク金利とリスクプレミアムから求められる。
現在のお金を将来のある時点での価値に直した値を将来価値という。
(5)マーケットポートフォリオ(市場ポートフォリオ)
あるマーケットにおける全銘柄を各銘柄の時価総額の割合で構成したポートフォリオをマーケットポートフォリオという。マーケットポートフォリオは日本の株には日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、海外の株にはmsciコクサイ・インデックスなどが使われる。
(6)ベータ値
マーケットポートフォリオの期待リターンを\(r_{M}\)任意の証券\(A\)の期待リターンを\(r_{A}\)、無リスク金利を\(r_{f}\)としたとき、\[ r_{A}-r_{f}=\beta_{A}\left(r_{M}-r_{f}\right) \] を満たす\(\beta_{A}\)を証券\(A\)のベータ値という。
期待リターンから無リスク金利を引いたものはリスクプレミアムであり、証券\(A\)のリスクプレミアムはマーケットポートフォリオのリスクプレミアムの何倍かになっているかということである。
ベータ値は\(\rho_{AM}\)を\(A,M\)の相関係数、\(\sigma_{A},\sigma_{M}\)を\(A,M\)の標準偏差とすると、
\[ \beta_{A}=\rho_{AM}\frac{\sigma_{A}}{\sigma_{M}} \] となる。
(7)アルファ値
マーケットポートフォリオのリターンを\(r_{M}\)、任意の証券\(A\)のリターンを\(r_{A}\)、無リスク金利を\(r_{f}\)としたとき、\[ \alpha_{A}=r_{A}-r_{f}-\beta_{A}\left(r_{M}-r_{f}\right) \] を証券\(A\)のアルファ値という。
アルファ値はベータ値から予想されるリターンをどれだけ超えているかを表していて、マイナスの場合は予想されるリターン以下でということである。
(8)マーケットリスク(市場リスク)
マーケット全体に連動する価格変動リスクをマーケットリスクという。例えば日経平均株価や東証株価指数などの価格変動リスクのことである。
(9)個別リスク
マーケットを構成する各証券などの価格変動リスクを個別リスクという。例えばある会社の株の価格変動リスクのことである。
(10)単利と複利
最初に預けた金額の元本のみに利息が付き利息を受け取る方式が単利で、利息を受け取らずに元本に加えて利息にも元本と同じ割合で利息が付く方式を複利という。(11)利付債(りつきさい)とゼロクーポン債(割引債)
額面期間と額面が設定された債券で、額面通りの金額で発行され一定期間ごとに利息を受け取り、満期時には最後の利息と額面が償還される債券を利付債という。額面期間と額面が設定された債券で、利息がない代わりに額面から利息分を割り引いた金額で発行され、満期時には額面通りの金額を受け取れる債券をゼロクーポン債という。
(12)格付け
社債や国債などの債券はその債券の発行体の信用リスクによって利回りが変わってきます。信用リスクが高いほど利回りが良く、信用リスクが低いほど利回りは悪くなります。
この発行体の信用リスクを格付けしているのが格付け会社でS\&Pやムーディーズなどです。
格付け会社の格付けにより、信用リスクが低くデフォルトリスクの低い債券を投資適格債といい、それ以外の債券を非投資適格債(投機的格付債・ジャンク債・ハイイールド債)という。
S\&Pでは格付けBBB以上、ムーディーズではBaa以上の債券は投資適格債となり、それ以外は非投資適格債となります。
ページ情報
タイトル | 金融関係の色々な定義 |
URL | https://www.nomuramath.com/hwshc55j/ |
SNSボタン |
早期権利行使は損
早期権利行使はせずにその権利を売るほうが得をする。
オプション取引の解説
破産確率
\[
\begin{cases}
\frac{\left(\frac{q}{p}\right)^{a}-\left(\frac{q}{p}\right)^{a+b}}{1-\left(\frac{q}{p}\right)^{a+b}} & p\ne\frac{1}{2}\\
\frac{b}{a+b} & p=\frac{1}{2}
\end{cases}
\]
株価とマーケットポートフォリオからベータ値を求める