関数の偶奇分解

関数の偶奇分解
任意の関数f(x)は偶関数fe(x)と奇関数fo(x)の和で表すことができ、
f(x)=fe(x)+fo(x) と表せる。
ここで、fe(x),fo(x)
{fe(x)=f(x)+f(x)2fo(x)=f(x)f(x)2 である。
偶関数かつ奇関数になることと、f(x)=0は同値である。
なぜならは任意のxに対し、f(x)=f(x)f(x)=f(x)とならなければいけないので、f(x)=f(x)となり、これより、f(x)=0となるからである。
f(x)=0のときはf(x)=f(x)f(x)=f(x)を満たすので偶関数かつ奇関数になるからである。
これより、も満たすのでとなる。
偶関数ではf(x)=f(x)が成り立つので、
f(x)=f(x)+f(x)2+f(x)f(x)2 となる。
右辺1項は
f(x)+f(x)2=f(x)+f(x)2 となるので偶関数となる。
右辺第2項は
f(x)f(x)2=f(x)f(x)2 となるので奇関数となる。
これより、
{fe(x)=f(x)+f(x)2fo(x)=f(x)f(x)2 と表すと、
f(x)=fe(x)+fo(x) となる。
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タイトル
関数の偶奇分解
URL
https://www.nomuramath.com/hyr1ds00/
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