偶関数・奇関数の定義
偶関数・奇関数の定義
関数\(f\left(x\right)\)が任意の\(x\)に対し\(f\left(-x\right)=f\left(x\right)\)を満たすとき偶関数という。
関数\(f\left(x\right)\)が任意の\(x\)に対し\(f\left(-x\right)=-f\left(x\right)\)を満たすとき奇関数という。
関数\(f\left(x\right)\)が任意の\(x\)に対し\(f\left(-x\right)=f\left(x\right)\)を満たすとき偶関数という。
関数\(f\left(x\right)\)が任意の\(x\)に対し\(f\left(-x\right)=-f\left(x\right)\)を満たすとき奇関数という。
奇関数では\(f\left(0\right)=0\)となる。
何故なら\(f\left(0\right)=0=-f\left(0\right)\)となるので、\(2f\left(0\right)=0\)より、\(f\left(0\right)=0\)となるからである。
何故なら\(f\left(0\right)=0=-f\left(0\right)\)となるので、\(2f\left(0\right)=0\)より、\(f\left(0\right)=0\)となるからである。
\(f\left(x\right)=1\)とすると、\(f\left(-x\right)=1=f\left(x\right)\)となるので偶関数である。
\(f\left(x\right)=x\)とすると、\(f\left(-x\right)=-x=-f\left(x\right)\)となるので奇関数である。
\(f\left(x\right)=x^{2}\)とすると、\(f\left(-x\right)=\left(-x\right)^{2}=x^{2}=f\left(x\right)\)となるので偶関数である。
\(f\left(x\right)=x+x^{2}\)とすると、\(f\left(-x\right)\ne f\left(x\right)\land f\left(-x\right)\ne-f\left(x\right)\)なので偶関数でも奇関数でもない。
\(f\left(x\right)=x\)とすると、\(f\left(-x\right)=-x=-f\left(x\right)\)となるので奇関数である。
\(f\left(x\right)=x^{2}\)とすると、\(f\left(-x\right)=\left(-x\right)^{2}=x^{2}=f\left(x\right)\)となるので偶関数である。
\(f\left(x\right)=x+x^{2}\)とすると、\(f\left(-x\right)\ne f\left(x\right)\land f\left(-x\right)\ne-f\left(x\right)\)なので偶関数でも奇関数でもない。
ページ情報
タイトル | 偶関数・奇関数の定義 |
URL | https://www.nomuramath.com/wgnp9ook/ |
SNSボタン |
関数の偶奇分解
\[
f\left(x\right)=f_{e}\left(x\right)+f_{o}\left(x\right)
\]
偶関数・奇関数の定積分
$f\left(x\right)$が偶関数ならば$\int_{-a}^{a}f\left(x\right)dx=2\int_{0}^{a}f\left(x\right)dx$
偶関数・奇関数の和・積
\[
\text{奇関数}+\text{奇関数}=\text{奇関数}
\]
偶関数・奇関数の導関数
偶関数の導関数は奇関数になる。