n番目の素数の式
n番目の素数の式
\(n\)番目の素数は以下の式で表される。
\[ P\left(n\right)=1+\sum_{k=1}^{2^{n}}\left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{\sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor }}\right\rfloor \]
\(n\)番目の素数は以下の式で表される。
\[ P\left(n\right)=1+\sum_{k=1}^{2^{n}}\left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{\sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor }}\right\rfloor \]
ウィルソンの定理より\(p\)が1または素数のとき\(\left(p-1\right)!\overset{p}{\equiv}-1\)である。
このとき、\(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\)は整数になるので\(\cos\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)=\pm1\)となり二乗すると、\(\cos^{2}\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)=1\)となる。
\(p\)が1または素数でないときは、\(-1<\cos\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)<1\)であるので、\(0\leq\cos^{2}\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)<1\)となる。
これより、
\[ \left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)\right\rfloor =\begin{cases} 0 & p\text{が1または素数でない}\\ 1 & p\text{が1または素数である} \end{cases} \] となる。
\[ \sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor \] は\(k\)までの1または素数の数になる。
すなわち\(k\)までの素数の数+1になる。
ここで\(m,n\in\mathbb{N}\)とすると、
\[ 0<\sqrt[n]{\frac{n}{m}}<\sqrt[n]{n}<\sqrt[e]{e}<2 \] より、
\[ \left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{m}}\right\rfloor =\begin{cases} 0 & n<m\\ 1 & m\leq n \end{cases} \] となるので、
\[ \left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{\sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor }}\right\rfloor \] は\(k\)までの素数の数+1が\(n\)以下のとき1、より大きいとき0となる。
これは、\(k\)までの素数の数が\(n-1\)以下のとき1、より大きいとき0となる。
すなわち、\(k\)までの素数の数が\(n\)未満のとき1、以上のとき0となる。
この\(k\)について和をとると、
\[ \sum_{k=1}^{2^{n}}\left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{\sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor }}\right\rfloor \] \(k\)は1から\(2^{n}\)まで和をとればいい(要証明)。
この総和で\(k\)までの素数の数が\(n\)未満の数をカウントする、すなわち\(n\)番目の素数-1となる。
これに1を加えると、\(n\)番目の素数となる。
このとき、\(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\)は整数になるので\(\cos\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)=\pm1\)となり二乗すると、\(\cos^{2}\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)=1\)となる。
\(p\)が1または素数でないときは、\(-1<\cos\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)<1\)であるので、\(0\leq\cos^{2}\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)<1\)となる。
これより、
\[ \left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(p-1\right)!+1}{p}\pi\right)\right\rfloor =\begin{cases} 0 & p\text{が1または素数でない}\\ 1 & p\text{が1または素数である} \end{cases} \] となる。
\[ \sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor \] は\(k\)までの1または素数の数になる。
すなわち\(k\)までの素数の数+1になる。
ここで\(m,n\in\mathbb{N}\)とすると、
\[ 0<\sqrt[n]{\frac{n}{m}}<\sqrt[n]{n}<\sqrt[e]{e}<2 \] より、
\[ \left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{m}}\right\rfloor =\begin{cases} 0 & n<m\\ 1 & m\leq n \end{cases} \] となるので、
\[ \left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{\sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor }}\right\rfloor \] は\(k\)までの素数の数+1が\(n\)以下のとき1、より大きいとき0となる。
これは、\(k\)までの素数の数が\(n-1\)以下のとき1、より大きいとき0となる。
すなわち、\(k\)までの素数の数が\(n\)未満のとき1、以上のとき0となる。
この\(k\)について和をとると、
\[ \sum_{k=1}^{2^{n}}\left\lfloor \sqrt[n]{\frac{n}{\sum_{j=1}^{k}\left\lfloor \cos^{2}\left(\frac{\left(j-1\right)!+1}{j}\pi\right)\right\rfloor }}\right\rfloor \] \(k\)は1から\(2^{n}\)まで和をとればいい(要証明)。
この総和で\(k\)までの素数の数が\(n\)未満の数をカウントする、すなわち\(n\)番目の素数-1となる。
これに1を加えると、\(n\)番目の素数となる。
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タイトル | n番目の素数の式 |
URL | https://www.nomuramath.com/zmxnldli/ |
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二元不定方程式が整数解を持つ
\[
ax+by=c\text{が整数解を持つ}\Leftrightarrow c\text{は}\gcd(a,b)\text{の倍数}
\]
オイラーのトーシェント関数の定義
\[
\phi(n) =\#\left\{ k\in\mathbb{N};1\leq k\leq n,\gcd(k,n)=1\right\}
\]
2元1次不定方程式の性質
\[
ax+by=c\text{が整数解を持つ}\Leftrightarrow c\text{は}\gcd(a,b)\text{の倍数}
\]
位数と原始根の定義
\[
a^{n}\overset{p}{\equiv}1
\]